正答1
解説
正解は1です。
痛みの評価法が、痛みのどの側面(強さ・部位・性状・経過など)を評価するものかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ VAS(visual analogue scale)は、100mmの線上で「痛みなし」から「最悪の痛み」までのどこにあたるかを患者に示してもらう方法です。
痛みの強さを評価します。
2:× フェイス・スケールは、表情の絵から今の痛みに近いものを選んでもらう方法です。
評価するのは痛みの部位ではなく強さです。
3:× Abbey pain scaleは、意思表示が難しい認知症の人の痛みを、声や表情、行動の変化などから観察で評価する尺度です。
質問紙による自己評価ではありません。
4:× NRS(numerical rating scale)は、痛みを0から10の数字で答えてもらう方法です。
評価するのは痛みの性状ではなく強さです。
5:× STAS-J(Support Team Assessment Schedule日本語版)は、緩和ケアにおいて医療者が患者と家族の状態を多面的に評価する尺度です。
痛みの経過を評価するための専用の尺度ではありません。
【ポイント】
VAS・NRS・フェイス・スケールはいずれも痛みの「強さ」を評価します。
痛みの性状(ズキズキ、ヒリヒリなど)の評価には、マギル疼痛質問票などを用います。