正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
境界性パーソナリティ障害では、感情の不安定さ、衝動性、見捨てられ不安、対人関係の極端な揺れが特徴です。
作業療法では、一貫した枠組みの中で安定した関係を保つことが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 退行を許容すると、依存や要求がしだいに強まり、行動化を助長します。
退行は許容せず、決められた範囲で関わります。
2:× 集団作業では対人関係のトラブルや感情の揺れが起こりやすいです。
導入時は個別の作業から始め、集団参加を急がせません。
3:× 枠組みを柔軟にすると、要求や試し行動が増え、関係が不安定になります。
時間、場所、ルールを明確にした一貫した枠組みを提供します。
4:○ 攻撃的な衝動を、運動や叩く・切るなどの作業で適応的に発散できるように促します。
自傷などの行動化を減らすことにつながり、適切な関わりです。
5:○ 本人が感じている苦悩を共感的に理解することは、治療関係を築く基本です。
ただし、行動化そのものを容認するわけではありません。
【ポイント】
境界性パーソナリティ障害への関わりは「明確な枠組み・一貫した対応・共感的理解」が三本柱です。
スタッフ間で対応を統一し、操作的な行動に振り回されないようにします。