正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
アルコールの離脱症候群は、長期間の大量飲酒の後に、飲酒を中止または減量したときに現れる症状です。
早期には手の震え、発汗、不眠、けいれん発作などが起こります。
その後、意識障害、幻視、振戦を伴う振戦せん妄が起こることがあります。
【選択肢別解説】
1:× 病的酩酊は、飲酒中に起こる異常な酩酊で、意識障害を伴い、まとまらない行動をとるものです。
飲酒による酩酊であり、離脱症状ではありません。
2:○ けいれん発作は、飲酒をやめた後の早期(おおむね2日以内)に起こる離脱症状です。
全身のけいれんが起こります。
3:× 複雑酩酊は、飲酒中に興奮が強く、普段とは異なる粗暴な行動などがみられる異常な酩酊です。
離脱症状ではありません。
4:○ 振戦せん妄は、飲酒をやめた後2〜3日ごろから起こる重い離脱症状です。
意識障害、小動物などの幻視、全身の振戦、発汗などがみられます。
5:× Wernicke脳症は、ビタミンB1(チアミン)の欠乏で起こる疾患です。
意識障害、眼球運動障害、運動失調が三徴で、離脱症状ではありません。
【ポイント】
アルコール関連の症状は「酩酊(飲酒中)」「離脱症状(断酒後)」「栄養障害(ビタミンB1欠乏)」に分けて整理します。
Wernicke脳症の後にはKorsakoff症候群(記銘力障害・作話)が残ることがあります。