正答5
解説
正解は5です。
急性心筋梗塞後の心臓リハビリテーションでは、運動療法によって運動耐容能が向上し、生活の質が改善します。
さらに、心臓死や全死亡が減少し、生命予後が改善することが示されています。
一方で、一度壊死した心筋の範囲や心機能そのものを大きく改善する効果はありません。
【選択肢別解説】
1:× 運動療法で、すでに壊死した梗塞の範囲が小さくなることはありません。
2:× 心室破裂は発症早期に起こる重い合併症です。
運動療法で減少する効果は示されておらず、急性期の過度な運動はむしろ危険です。
3:× 心嚢液の貯留は心膜炎などで起こるもので、運動療法で減少する効果はありません。
4:× 運動療法で、左室駆出率(左心室の収縮能)が大きく増加することは通常ありません。
運動耐容能の改善は、主に骨格筋や末梢循環の適応によるものです。
5:○ 運動療法を含む心臓リハビリテーションは、心臓死を減らし、生命予後を改善する効果が示されています。
公式正答ではこれが正しい効果とされています。
【ポイント】
心臓リハビリテーションの効果は「運動耐容能の向上」「冠危険因子の改善」「心臓死・全死亡の減少」「生活の質の向上」です。
心機能そのもの(左室駆出率)よりも、末梢の適応による改善が大きいことを押さえます。