正答3
解説
正解は3です。
ライフステージごとに、起こりやすい精神保健上の問題があります。
老年期には、退職、配偶者や友人との死別、身体機能の低下などにより、人とのつながりが減りやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× 緘黙(特に場面緘黙)は、特定の場面で話せなくなる状態で、主に幼児期から学童期にみられます。
2:× 同一性拡散は、自分が何者かという同一性(アイデンティティ)を確立できない状態で、青年期の問題です。
3:○ 社会的孤立は、退職や死別、外出の困難などによって起こりやすく、老年期の重要な精神保健上の問題です。
うつ病や認知機能の低下の要因にもなります。
4:× 空の巣症候群は、子どもが独立して家を離れた後に、親が抑うつ的になる状態です。
主に中年期の問題です。
5:× モラトリアムは、社会的な責任や役割を引き受けることを猶予されている状態で、青年期の問題です。
【ポイント】
青年期は同一性拡散・モラトリアム、中年期は空の巣症候群、老年期は社会的孤立・喪失体験と整理します。
老年期の喪失体験は、うつ病の誘因になることにも注意します。