正答5
解説
正解は5です。
認知症の人の周囲を困らせる行動は、行動・心理症状(BPSD)と呼ばれます。
これらの行動には、不安、身体の不調、環境の変化など、本人なりの理由があることが多いです。
行動を止めるより、その原因を探って取り除くことが基本です。
【選択肢別解説】
1:× すぐに制止すると、本人の不安や混乱が強まり、興奮を招くことがあります。
2:× 認知症の人は理解や判断の力が低下しているため、論理的な説得は伝わりにくいです。
かえって不安や反発を強めることがあります。
3:× 単独での行動は事故や転倒、道に迷う危険を高めます。
孤立によって症状が悪化することもあります。
4:× 新しい住環境への移動は、混乱を強めて症状を悪化させることがあります(リロケーションダメージ)。
なじみのある環境を保つことが大切です。
5:○ いつ、どこで、どのようなきっかけで行動が起こるかのパターンを観察すると、原因が見えてきます。
原因に応じて環境や関わり方を調整することが、最も適切な対応です。
【ポイント】
BPSDへの対応は「否定しない・制止しない・原因を探る・なじみの環境を保つ」が基本です。
行動の前後の状況を記録して分析すると原因が見つけやすくなります。