正答4
解説
正解は4です。
Guillain-Barré症候群は、かぜ症状や下痢などの感染の1〜3週後に、免疫の異常で末梢神経が障害される疾患です。
両側の下肢から始まって上行する弛緩性の運動麻痺と、腱反射の消失が特徴です。
多くは数週で症状がピークに達し、その後回復に向かう単相性の経過をとります。
【選択肢別解説】
1:× Guillain-Barré症候群の多くは単相性の経過をとり、再発はまれです。
再発や慢性の経過をとるものは、慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(CIDP)として区別されます。
2:× 中核症状は痙性麻痺ではなく、末梢神経障害による弛緩性麻痺です。
腱反射は低下または消失します。
3:× 運動麻痺は一側性ではなく、両側性・対称性に、主に下肢から上肢へと上行性に進行します。
4:○ 髄液では、蛋白が増えるのに細胞数は正常という蛋白細胞解離がみられます。
発症から1週以降に明らかになることが多い所見です。
5:× ステロイドパルス療法の有効性は認められていません。
治療には、免疫グロブリン大量静注療法や血漿交換療法が用いられます。
【ポイント】
Guillain-Barré症候群は、先行感染・上行性の弛緩性麻痺・腱反射の消失・蛋白細胞解離の4点で覚えます。
回復期のリハビリテーションでは、過用による筋力低下に注意して負荷を調整します。