正答4
解説
正解は4です。
虚血性心疾患は、心筋に酸素を送る冠動脈の血流が不足して起こる病気の総称で、狭心症と心筋梗塞が代表です。
その基盤となる最も重要な病態は、冠動脈の動脈硬化(粥状硬化)による内腔の狭窄と、粥腫が破れてできる血栓による閉塞です。
【選択肢別解説】
1:× 心筋炎は、ウイルス感染などで心筋そのものに炎症が起こる疾患です。
冠動脈の血流不足による虚血性心疾患とは病態が異なります。
2:× 心臓弁膜症は、弁の狭窄や閉鎖不全で血液の流れが障害される疾患です。
大動脈弁狭窄症で胸痛が出ることはありますが、虚血性心疾患の主な病態ではありません。
3:× 肺高血圧症は肺動脈の圧が上昇する病態で、右心系に負担がかかります。
冠動脈の病変とは関係がありません。
4:○ 冠動脈硬化で冠動脈が狭くなると、運動時に心筋への血流が足りなくなり狭心症が起こります。
粥腫が破れて血栓で冠動脈が詰まると、心筋梗塞になります。
5:× 深部静脈血栓症は、下肢などの深部の静脈に血栓ができる疾患です。
肺塞栓症の原因にはなりますが、虚血性心疾患とは関係の薄い病態です。
【ポイント】
冠動脈硬化の危険因子は、高血圧・脂質異常症・糖尿病・喫煙・肥満などです。
心臓リハビリテーションでは、運動療法とあわせて危険因子の管理も行います。