正答5
解説
正解は5です。
リエゾン精神医学(コンサルテーション・リエゾン精神医学)は、一般病院の身体科で治療を受けている患者の精神的な問題に、精神科医などが連携して対応する分野です。
リエゾンはフランス語で「連携・橋渡し」を意味します。
せん妄、身体疾患に伴う抑うつや不安、がん患者の心理的な苦痛などが主な対象です。
【選択肢別解説】
1:× リエゾン精神医学の主な活動の場は、地域ではなく総合病院などの身体科の病棟や外来です。
地域を主な活動の場とするのは地域精神保健です。
2:× ストレングスモデルは、本人の強みや地域の資源に注目して支援する考え方で、地域での精神障害者の支援などで用いられます。
リエゾン精神医学の基盤となる考え方ではありません。
3:× 産業精神保健は、職場で働く人のメンタルヘルスを扱う分野です。
リエゾン精神医学とは別の領域です。
4:× 長期入院患者の退院支援は、精神科病院での地域移行支援の取り組みです。
リエゾン精神医学の対象ではありません。
5:○ 身体疾患に伴って生じるせん妄・抑うつ・不安などの精神症状に、身体科の医療者と連携して対応するのがリエゾン精神医学です。
【ポイント】
リエゾン精神医学は「身体科の患者の心のケア」と覚えます。
緩和ケアチームや認知症ケアチームでの精神科の関わりも、この考え方に基づいています。