24歳の女性。
知的障害。
就労継続支援A型事業を利用中。
就労意欲は高いが状況の判断能力が低く、他者の発言を被害的に受け取る傾向が強く欠勤が多くなり、作業療法士に相談に来た。
この患者で優先して支援すべきなのはどれか。
正答5
解説
正解は5です。
知的障害があり、就労継続支援A型事業所で働いている女性です。
就労意欲は高いものの、他者の発言を被害的に受け取り、欠勤が増えています。
就労を妨げている直接の原因に対する支援を優先します。
【選択肢別解説】
1:× 洞察は、自分の問題を内省して理解することです。
知的障害があると抽象的な内省は難しく、優先する支援としては適しません。
2:× 職場を変えても、他者の発言を被害的に受け取る傾向は変わりません。
同じ問題が新しい職場でも起こる可能性が高いです。
3:× 作業耐久性に問題があるという記載はありません。
欠勤の原因は体力ではなく対人関係です。
4:× 生活リズムの乱れについての記載はありません。
欠勤は生活リズムではなく対人関係のトラブルから生じています。
5:○ 欠勤の原因は、他者の発言を被害的に受け取ることによる対人関係の問題です。
SST(社会生活技能訓練)などで、相手の意図の確認や適切な対応の仕方を練習することが優先されます。
【ポイント】
就労支援では、就労の継続を妨げている要因を見極めて支援の優先順位を決めます。
知的障害がある人には、内省よりも具体的な場面を使った練習が効果的です。