正答3
解説
正解は3です。
MRIでは撮像法によって、水を多く含む組織の信号の強さが異なります。
脳脊髄液は自由水で、T1緩和時間とT2緩和時間がいずれも長い物質です。
そのため、T2強調画像では高信号(白)、T1強調画像では低信号(黒)になります。
【選択肢別解説】
1:× FLAIRはT2強調画像から脳脊髄液の信号を抑制した撮像法です。
脳脊髄液は高信号ではなく低信号になり、脳室周囲の病変が見やすくなります。
2:× T1強調画像では、T1緩和時間の長い脳脊髄液は低信号になります。
解剖学的構造の観察に適した撮像法です。
3:○ T2強調画像では、T2緩和時間の長い脳脊髄液が高信号になります。
浮腫や炎症など水分の多い病変も高信号として描出されます。
4:× 拡散強調画像では、水分子が自由に動ける脳脊髄液は低信号になります。
拡散が制限される急性期脳梗塞が高信号になります。
5:× プロトン密度強調画像は、組織の水素原子の量を反映する撮像法です。
脳脊髄液はT2強調画像のような明瞭な高信号にはなりません。
【ポイント】
脳脊髄液はT1強調画像で黒、T2強調画像で白、FLAIRで黒と覚えましょう。
急性期脳梗塞の早期発見には拡散強調画像が最も鋭敏です。