正答4
解説
正解は4です。
下肢静脈の超音波検査では、深部静脈血栓や静脈瘤の有無、逆流を評価します。
静脈の血流は動脈に比べてずっと遅いため、カラードプラ法では流速レンジを下げて検出感度を上げます。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
下肢静脈は体表から比較的浅い位置にあります。
高周波で分解能の高いリニア型プローブが主に使われます。
2:× 正しい記述です。
圧迫法ではプローブで静脈を押し、内腔が完全につぶれるかを確認します。
血栓があると静脈は虚脱しません。
3:× 正しい記述です。
バルサルバ法は吸気後に息をこらえて腹圧をかける方法です。
下肢静脈への逆流を誘発し、弁不全を評価します。
4:○ この記述が誤りです。
カラードプラ法では流速レンジを上げるのではなく下げます。
レンジを上げると遅い静脈血流が表示されなくなります。
5:× 正しい記述です。
ミルキング法では、プローブより末梢側の下腿などを手で握って放します。
静脈血流を一時的に増やし、血流や逆流を観察します。
【ポイント】
低速の血流を観察するときは、流速レンジを下げ、カラーゲインを適切に上げます。
深部静脈血栓の診断では、圧迫法による非圧縮性の確認が基本です。