正答3
解説
正解は3です。
呼気延長は、息を吐く時間が吸う時間より明らかに長くなる状態です。
気道が狭くなる閉塞性の病態では、呼気時に気道がさらに細くなるため、吐き出すのに時間がかかります。
気管支喘息はその代表です。
【選択肢別解説】
1:× 胸膜炎では呼吸に伴う胸痛のため、浅く速い呼吸になります。
気道の狭窄はないため、呼気延長は起こりません。
2:× 間質性肺炎は肺が硬くなる拘束性障害です。
浅く速い呼吸となり、聴診では捻髪音を聴取しますが、呼気延長は特徴ではありません。
3:○ 気管支喘息では気道の炎症と平滑筋の収縮で気道が狭くなります。
呼気が延長し、呼気時に笛のような音(wheeze)を聴取します。
4:× 細菌性肺炎では肺胞が滲出液で満たされます。
水泡音や気管支呼吸音を聴取しますが、呼気延長は特徴ではありません。
5:× 過換気症候群は呼吸の回数や深さが過剰になる状態です。
気道は狭くないため、呼気延長は起こりません。
【ポイント】
呼気延長と呼気時の連続性ラ音(wheeze)は、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉など閉塞性疾患の所見です。
拘束性疾患では呼気延長ではなく、浅く速い呼吸がみられます。