正答4
解説
正解は4です。
服用した薬剤によって便の色が変わることがあり、便潜血や消化管出血の判断で知っておく必要があります。
硫酸バリウムは消化管造影に使う白色の造影剤で、排泄されると白色便になります。
【選択肢別解説】
1:× 鉄剤は赤色便ではなく黒色便の原因になります。
腸内で硫化鉄が生じるためで、上部消化管出血によるタール便との区別が必要です。
2:× 蒼鉛(ビスマス)製剤は白色便ではなく黒色便の原因になります。
腸内で硫化ビスマスが生じて黒くなります。
3:× 葉緑素(クロロフィル)製剤は黒色便ではなく緑色便の原因になります。
葉緑素の緑色がそのまま便に現れます。
4:○ 硫酸バリウムは白色で、消化管でほとんど吸収されません。
そのまま排泄されるため、便は白色になります。
5:× ケイ酸アルミニウムは黒色便ではなく白色便の原因になります。
制酸薬や吸着薬として用いられる白色の粉末です。
【ポイント】
黒色便は鉄剤、ビスマス製剤、活性炭、上部消化管出血で起こります。
白色便は硫酸バリウムやアルミニウム製剤のほか、閉塞性黄疸でもみられます。