正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
抗原抗体反応を見る検査は、凝集、沈降、溶解などの反応形式で分類されます。
溶解反応は、抗体が細胞に結合したあと補体が活性化され、細胞膜が壊れる反応です。
【選択肢別解説】
1:× 寒冷凝集反応は、低温で赤血球を凝集させる寒冷凝集素を検出する検査です。
凝集反応を原理とします。
2:× RPRカードテストは、カルジオリピン抗原を吸着させた炭素粒子が凝集する様子を見る梅毒の検査です。
凝集反応を原理とします。
3:× 直接抗グロブリン試験は、赤血球に結合したIgGや補体を抗グロブリン試薬で架橋して凝集させる検査です。
凝集反応を原理とします。
4:○ 血清補体価〈CH50〉は、抗体で感作したヒツジ赤血球の50%を溶血させる補体量を測定します。
補体による溶血、つまり溶解反応が原理です。
5:○ Donath-Landsteiner試験は、患者血清と赤血球を低温で反応させた後に37℃に移し、補体による溶血が起こるかを見る検査です。
溶解反応が原理です。
【ポイント】
Donath-Landsteiner抗体は、P抗原に対する二相性の溶血素で、発作性寒冷ヘモグロビン尿症の原因です。
低温で結合し、温まると補体を活性化して溶血させます。