正答4
解説
正解は4です。
Streptococcus pyogenes(化膿レンサ球菌)は、咽頭炎や皮膚感染症、劇症型溶血性レンサ球菌感染症の原因菌です。
同定に使う性状がよく問われます。
【選択肢別解説】
1:× S. pyogenesはバシトラシンに感受性を示します。
バシトラシン感受性は、他のβ溶血レンサ球菌との鑑別に用いられます。
2:× レンサ球菌はカタラーゼ試験陰性です。
カタラーゼ陽性はブドウ球菌の特徴です。
3:× S. pyogenesは、血液寒天培地で集落の周囲が透明になるβ溶血を示します。
α溶血ではありません。
4:○ S. pyogenesは細胞壁のA群多糖体抗原をもち、Lancefield分類A群に属します。
A群β溶血性レンサ球菌とも呼ばれます。
5:× S. pyogenesはPYR試験陽性です。
β溶血レンサ球菌の中で、PYR陽性はA群の同定に役立ちます。
【ポイント】
A群はバシトラシン感受性・PYR陽性、B群(S. agalactiae)はCAMP試験陽性・馬尿酸加水分解陽性と対比して覚えます。
感染後にリウマチ熱や急性糸球体腎炎を起こすことがあります。