正答2
解説
正解は2です。
ミクロトームで薄切するとき、切片に薄切方向の縦の傷(線)が入ることがあります。
その主な原因は、刃こぼれや刃に付いた汚れ、組織中の硬い異物です。
【選択肢別解説】
1:× 逃げ角は、刃とブロックの面との角度です。
不適切だと切片の厚さのむらやしわが生じますが、傷の対処にはなりません。
2:○ 刃が欠けていると、その部分が切片を引っかき、縦の傷ができます。
刃を取り替えるか、刃の使う位置をずらすのが対処法です。
3:× 薄切の厚さを変えても、刃こぼれが原因の傷はなくなりません。
4:× パラフィンブロックの冷却は、ブロックを適度に硬くして薄切しやすくする操作です。
切片の圧縮やしわの対策で、傷の対処ではありません。
5:× 刃の滑走速度を速くしても、刃こぼれによる傷は防げません。
速すぎると切片が波打つ原因にもなります。
【ポイント】
切片の縦の傷は、刃こぼれや石灰化などの硬い異物が原因です。
石灰化が原因のときは、脱灰処理が必要です。