正答3
解説
正解は3です。
ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)は、強いウレアーゼ活性をもつ菌です。
除菌がうまくいったかの判定には、この性質を利用した非侵襲的な検査が使われます。
【選択肢別解説】
1:× 血液培養検査は、菌血症を調べる検査です。
胃粘膜に住むピロリ菌の検出には用いません。
2:× 消化管造影は、潰瘍や腫瘍の形を見る画像検査です。
菌がいるかどうかは判定できません。
3:○ 尿素呼気試験では、13Cで標識した尿素を飲みます。
菌のウレアーゼが尿素を分解して生じた13CO2を呼気で測ります。
除菌判定に最も広く使われる方法です。
4:× 尿培養検査は、尿路感染症の原因菌を調べる検査です。
ピロリ菌の判定には用いません。
5:× 便培養検査は、腸管感染症の原因菌を調べる検査です。
ピロリ菌は培養が難しく、除菌判定には用いません。
【ポイント】
除菌判定は、除菌治療が終わってから4週以降に行います。
尿素呼気試験のほか、便中抗原検査も除菌判定に使われます。