血液培養にて検出された菌のGram染色所見(別冊No.15A)とヒツジ血液寒天培地の集落(別冊No.15B)を別に示す。
本菌はCAMPテストおよび馬尿酸塩加水分解試験が陽性であった。
考えられるのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
図Aのグラム染色では短いグラム陽性桿菌が、図Bのヒツジ血液寒天培地では狭いβ溶血環を伴う小型集落が認められる。
これにCAMPテスト陽性・馬尿酸塩加水分解試験陽性を併せるとListeria monocytogenesと同定される。
本菌は妊婦・新生児・高齢者の敗血症や髄膜炎の起因菌で、25℃で回転するような特徴的な運動性を示す。
Streptococcus agalactiaeもCAMPテスト・馬尿酸塩加水分解試験が陽性となるが、連鎖するグラム陽性球菌であり形態が異なる。