正答2
解説
正解は2です。
図は乳房を体表から観察した超音波像で、浅い方から順に①〜⑤の番号が付いています。
①は細い線状のエコーが走る低エコーの層で、皮下脂肪層とその中のクーパー靱帯に当たります。
②は①と③の間にある、細かく均一でやや明るい(高エコーの)層で、これが乳腺実質です。
③は②の下にある暗い帯状の層で乳腺後脂肪層、④はその下の筋層(大胸筋など)、⑤はさらに深部の胸壁です。
【選択肢別解説】
1:× ①は皮下脂肪層です。
脂肪は低エコーに見え、その中を走る線状の高エコーはクーパー靱帯です。
2:○ ②は、低エコーの皮下脂肪層と乳腺後脂肪層に挟まれた、比較的明るく均一な層です。
乳腺実質は乳管・小葉と線維性間質からなり、このような高エコーの層として描出されます。
3:× ③は乳腺実質の深部にある低エコーの層です。
乳腺後脂肪層に当たり、乳腺と大胸筋の間を隔てています。
4:× ④は線状の構造を含む層で、大胸筋などの胸壁の筋層です。
乳腺実質より深い位置にあります。
5:× ⑤は筋層よりさらに深い胸壁の部分です。
肋骨や肋軟骨、胸膜の側に当たり、乳腺実質ではありません。
【ポイント】
乳房の超音波像は、浅い方から皮膚、皮下脂肪層、乳腺実質、乳腺後脂肪層、大胸筋、胸壁の順に並びます。
「脂肪は暗い、乳腺は明るい」と覚えると層の判別が容易になります。