正答3
解説
正解は3です。
図の脳波では、α波がはっきりせず、全体に低〜中振幅の不規則な波が続いています。
その中で、中心部と頭頂部(C3・C4・P3・P4)を中心に、約14 Hzの紡錘形の速い波の群れ(睡眠紡錘波)が出現しています。
高振幅の徐波が目立たないことから、ノンレム睡眠の段階N2と判断できます。
【選択肢別解説】
1:× 段階Wは覚醒期で、閉眼安静時には後頭部優位のα波が続きます。
図ではα波が連続しておらず、睡眠紡錘波が見られるので覚醒ではありません。
2:× 段階N1は入眠期で、α波が消えて低振幅の混合波となり、頭蓋頂鋭波が見られます。
睡眠紡錘波はまだ出現しないため、図とは異なります。
3:○ 段階N2は睡眠紡錘波とK複合が出現する段階です。
図に睡眠紡錘波がはっきり見られ、高振幅徐波が少ないことから段階N2に当たります。
4:× 段階N3は深睡眠で、2 Hz以下で振幅75 μV以上の高振幅徐波が判定区間の20%以上を占めます。
図ではそのような徐波は目立ちません。
5:× 段階Rはレム睡眠で、低振幅の混合波に急速眼球運動と筋緊張の低下を伴い、鋸歯状波が見られます。
睡眠紡錘波は通常見られないため、図とは異なります。
【ポイント】
睡眠紡錘波とK複合は段階N2の目印です。
頭蓋頂鋭波はN1、高振幅徐波はN3、鋸歯状波と急速眼球運動はRと、段階ごとの特徴波を対応させて覚えましょう。