正答3
解説
正解は3です。
動脈血ガス分析の基準範囲は、pH 7.35〜7.45、動脈血酸素分圧〈PaO2〉80〜100 mmHg、動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉35〜45 mmHgです。
重炭酸イオン〈HCO3−〉は22〜26 mmol/L、塩基過剰〈BE〉は−2〜+2 mmol/Lが目安です。
【選択肢別解説】
1:× pH 7.00は基準範囲の下限7.35を大きく下回ります。
高度のアシデミアで、生命に関わる値です。
2:× PaO2 70 mmHgは基準範囲の下限80 mmHgを下回ります。
若年者の室内気吸入時としては低酸素血症です。
3:○ PaCO2 40 mmHgは基準範囲35〜45 mmHgのほぼ中央の値です。
肺胞換気が適正に保たれていることを示します。
4:× HCO3− 30 mmol/Lは基準範囲の上限26 mmol/Lを超えています。
代謝性アルカローシスまたは呼吸性アシドーシスの代償で見られる値です。
5:× BE +5 mmol/Lは基準範囲の上限+2 mmol/Lを超えています。
塩基が過剰な状態で、代謝性アルカローシスの方向を示します。
【ポイント】
血液ガスは「pH 7.40、PaCO2 40 mmHg、HCO3− 24 mmol/L」を中心値として覚えると判断が速くなります。
PaO2は加齢とともに低下する点にも注意しましょう。