正答5
解説
正解は5です。
ランブル鞭毛虫(Giardia intestinalis)は、汚染された水や食物から嚢子を経口摂取して感染する原虫です。
寄生部位と症状の結びつきを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 胃は酸性環境のため、ランブル鞭毛虫の主な寄生部位ではありません。
嚢子は胃を通過して小腸で脱嚢します。
2:× 肺に寄生する原虫や寄生虫には肺吸虫などがありますが、ランブル鞭毛虫は肺には寄生しません。
3:× 大腸を主な寄生部位とする原虫は赤痢アメーバや大腸バランチジウムです。
ランブル鞭毛虫は大腸ではなく小腸上部に寄生します。
4:× 脳脊髄に寄生する原虫にはフォーラーネグレリアなどの自由生活アメーバがあります。
ランブル鞭毛虫は中枢神経には寄生しません。
5:○ ランブル鞭毛虫の栄養型は十二指腸から空腸上部の粘膜表面に吸着円盤で付着して増えます。
脂肪の吸収障害による脂肪性下痢を起こすのが特徴です。
【ポイント】
栄養型は洋梨形で2核と4対8本の鞭毛をもち、嚢子は楕円形で成熟すると4核になります。
便のほか十二指腸液の検査で検出できること、胆嚢にも寄生しうることも覚えておきましょう。