正答4
解説
正解は4です。
ABO血液型は生まれつき決まっていますが、病気によって抗原の表れ方が後天的に変わることがあります。
どの疾患でそれが起こるかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 血友病は凝固因子(第Ⅷ因子・第Ⅸ因子)の欠乏症です。
赤血球のABO抗原は変化しません。
2:× 赤芽球癆は赤血球系の造血が止まる疾患です。
作られる赤血球のABO抗原そのものは変化しません。
3:× 鉄欠乏性貧血はヘモグロビン合成の障害で、赤血球膜のABO抗原は変化しません。
4:○ 急性骨髄性白血病では、糖転移酵素の活性が低下してA抗原やB抗原が弱くなることがあります。
そのためオモテ検査とウラ検査が一致しなくなることがあります。
5:× 自己免疫性溶血性貧血では自己抗体により判定が難しくなることはありますが、ABO抗原そのものは変化しません。
【ポイント】
ABO血液型の後天的変化の原因には、白血病などの造血器腫瘍、腸内細菌による獲得性B、造血幹細胞移植があります。
白血病が寛解すると抗原の強さが戻ることも特徴です。