正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
治療薬物モニタリング〈TDM〉では、薬物の血液中での分布に合わせて検体を選びます。
赤血球内に多く分布する薬物は、全血で測定する必要があります。
【選択肢別解説】
1:× ジゴキシンは強心配糖体で、血清または血漿で測定します。
2:○ タクロリムスは免疫抑制薬で、その大部分が赤血球に分布します。
そのため血漿では正しく評価できず、EDTA加全血で測定します。
3:○ シクロスポリンも免疫抑制薬で、赤血球への分布が多く温度で分布が変わります。
そのため全血で測定します。
4:× メトトレキサートは抗腫瘍薬・抗リウマチ薬で、血清または血漿で測定します。
5:× フェノバルビタールは抗てんかん薬で、血清または血漿で測定します。
【ポイント】
全血で測定する薬物は、タクロリムス、シクロスポリン、エベロリムスなど免疫抑制薬です。
TDMでは採血のタイミング(トラフ値かピーク値か)も重要です。