正答5
解説
正解は5です。
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法の反応条件とプライマー設計の基本を問う問題です。
PCRは、熱変性・アニーリング・伸長の3段階を繰り返してDNAを増幅します。
【選択肢別解説】
1:× Tm値(融解温度)が高いプライマーは高い温度でアニーリングできるため、非特異的な結合が減ります。
Tm値が低いと特異性はむしろ下がります。
2:× プライマーの最終濃度は一般に0.1〜1 μM程度とします。
濃度が高すぎると非特異的増幅やプライマーダイマーが増えます。
3:× 増幅しにくい場合は、アニーリング温度を下げてプライマーを結合しやすくします。
温度を上げると結合しにくくなり、増幅はさらに減ります。
4:× プライマーのGC含量は40〜60%程度が望ましいとされます。
20%前後ではTm値が低くなり、安定した結合が得られません。
5:○ プライマーが鋳型に結合できるよう、アニーリング温度はTm値より数℃低く設定するのが基本です。
【ポイント】
アニーリング温度を上げると特異性が上がり、下げると増幅効率が上がります。
非特異的増幅が出たら温度を上げ、増幅しないときは温度を下げると覚えます。