正答5
解説
正解は5です。
Rh血液型では、最も免疫原性の強いD抗原の有無でRhD陽性・陰性を判定します。
日本人の頻度や、輸血での扱いを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× RhD抗原の試験管法は37℃ではなく、室温で遠心してすぐに判定します。
現在の抗D試薬は生理食塩液中で直接凝集を起こすため、加温は必要ありません。
2:× 日本人のRhD陰性の頻度は10%ではなく、約0.5%です。
白人では約15%と高く、人種差が大きいです。
3:× RhD陰性の確認は、直接抗グロブリン試験ではなく、間接抗グロブリン試験で行います。
抗D試薬と37℃で反応させた後に抗グロブリン試薬を加え、弱いD抗原(weak D)がないかを調べます。
4:× RhD陰性患者の赤血球輸血には、原則としてRhD陰性血を使用します。
RhD陽性血を輸血すると抗Dが産生され、次の輸血や妊娠で溶血の原因になります。
5:○ 日本人で検出される不規則抗体で最も頻度が高いのは抗Eです。
日本人ではE抗原陰性の人が約半数いるため、輸血や妊娠で抗Eが産生されやすいです。
【ポイント】
日本人のRhD陰性は約0.5%、不規則抗体で最多は抗Eです。
D陰性の判定には、間接抗グロブリン試験によるD陰性確認試験が必要です。