正答1
解説
正解は1です。
マグネシウムは多くの酵素反応に必要な陽イオンで、体内では主に骨と細胞内に存在します。
採血管の影響・体内分布・存在様式・測定法を整理しておく問題です。
【選択肢別解説】
1:○ EDTA加血漿ではマグネシウムは低値になります。
EDTAはMg²⁺やCa²⁺などの2価陽イオンをキレートするため、測定に反応できなくなります。
2:× 味覚障害を引き起こすのは亜鉛の欠乏です。
マグネシウム欠乏では、テタニーや不整脈、低カルシウム血症・低カリウム血症がみられます。
3:× マグネシウムは細胞外液より細胞内液に多く含まれます。
細胞内ではカリウムに次いで多い陽イオンで、血清中にあるのは体内総量のごく一部です。
4:× 血清中のイオン型は90%ではなく、半分強程度です。
残りは主にアルブミンと結合した蛋白結合型と、陰イオンとの複合体として存在します。
5:× ホスホリパーゼDを用いた酵素法はリン脂質の測定法です。
マグネシウムはキシリジルブルー法などの比色法や、Mgを必要とする酵素を用いた酵素法で測定します。
【ポイント】
EDTAはCa・Mg・亜鉛などの2価陽イオンを除くため、これらの測定には不適です。
細胞内に多い陽イオンはカリウムとマグネシウムと覚えましょう。