正答5
解説
正解は5です。
内部精度管理で使う用語と管理図の読み方を問う問題です。
精密さ(ばらつき)と真度(偏り)の区別、管理限界の確率、管理図の異常パターンを整理しておきます。
【選択肢別解説】
1:× 真の値からの偏りの程度は「真度(正確さ)」です。
精密さは、同じ試料を繰り返し測ったときの測定値のばらつきの小ささをいいます。
2:× マルチルール管理図法は管理試料(コントロール)を用いる方法です。
患者検体を用いる精度管理には、デルタチェックや患者平均値法などがあります。
3:× 平均値±2SDの外に出る確率は約5%です。
統計学的には20回に1回程度外れ値が出現します。
4:× 測定値が連続して一方向に上昇または下降していく傾向は、シフトではなくトレンド現象です。
トレンドはふつう6〜7点以上の連続した上昇や下降で判定し、3点だけでは判定しません。
シフト現象は、測定値の水準が急に変わり平均値の片側に偏って続く状態をいいます。
5:○ X̄-R管理図法のRは範囲(range)を意味します。
1日内(同一群内)に測定した管理試料の最大値と最小値の差で、日内のばらつきを監視します。
X̄は日々の平均値で、日間の変動を監視します。
【ポイント】
X̄は日間変動、Rは日内変動を見る管理図です。
±2SDは約95%、±3SDは約99.7%が範囲内に入ると覚えましょう。