正答3
解説
正解は3です。
RPR(rapid plasma reagin)カードテストは、梅毒の脂質抗体検査(非トレポネーマ抗原法)の一つです。
カルジオリピンとレシチンを付けた炭素粒子を抗原とし、凝集を肉眼で判定します。
【選択肢別解説】
1:× 抗体が非常に多い検体では、地帯現象(プロゾーン現象)のため凝集が弱く偽陰性になることがあります。
地帯現象は起こります。
2:× RPRはカルジオリピンに対する抗体を検出するため、梅毒以外の膠原病や妊娠などでも陽性になる生物学的偽陽性が起こります。
3:○ RPRカードテストでは、被検血清を56℃で加熱して不活化する必要がありません。
血清をそのまま使える点が特徴です。
4:× RPRが検出するのは、梅毒トレポネーマに特異的な抗体ではなく、カルジオリピンに対する抗体です。
特異抗体を検出するのはTPHA法やFTA-ABS法です。
5:× RPRカードテストでは、カードを1分間に約100回転の速さで8分間水平に回転させるのが標準です。
120回転・5分間ではありません。
【ポイント】
脂質抗体検査は治療効果の判定に、トレポネーマ抗原検査は感染の既往の確認に役立ちます。
両方が陽性なら梅毒、脂質抗体だけが陽性なら生物学的偽陽性を考えます。