正答5
解説
正解は5です。
抗原抗体反応は、抗原と抗体が水素結合や静電気的な力などの弱い非共有結合で結びつく反応です。
そのため、温度やpH、イオン強度などの条件によって結合のしやすさが変わります。
【選択肢別解説】
1:× 抗原抗体反応は温度の影響を受けます。
低温でよく反応する冷式抗体と、37℃でよく反応する温式抗体があるのはそのためです。
2:× 抗原抗体反応は非共有結合による可逆的な反応です。
条件を変えると結合した抗体を解離させることができます。
3:× 抗原抗体反応では、似た構造の抗原との交差反応や、検体中の物質による非特異反応が起こることがあります。
4:× 地帯現象は、抗原と抗体の量の比が極端にずれて凝集や沈降が起きにくくなる現象です。
偽陽性ではなく偽陰性の原因になります。
5:○ 酸性にすると抗体の電荷が変わり、抗原との結合力が弱まって解離しやすくなります。
赤血球から抗体をはがす酸解離法にも利用されています。
【ポイント】
抗体量が多すぎて反応が弱くなるのがプロゾーン現象、抗原量が多すぎて弱くなるのがポストゾーン現象です。
地帯現象が疑われるときは、検体を希釈して再検査します。