正答3
解説
正解は3です。
初尿は、排尿を始めた最初の部分の尿で、尿道にいる菌や細胞を多く含みます。
そのため、尿道炎の原因となる淋菌やクラミジアの検査に用います。
一方、膀胱炎などの尿路感染症では、尿道の常在菌の混入を避けるため中間尿を使います。
【選択肢別解説】
1:× Candida albicansは腟カンジダ症などの原因で、腟分泌物などを検体とします。
初尿で検索する対象ではありません。
2:× Escherichia coliは膀胱炎や腎盂腎炎の主な原因菌です。
尿道の菌の混入を避けるため、中間尿で検索します。
3:○ Neisseria gonorrhoeae(淋菌)は尿道炎の原因菌です。
尿道に多く存在するため、初尿を用いた核酸増幅検査などで検索します。
4:× Pseudomonas aeruginosaはカテーテル留置などに伴う尿路感染症の原因菌です。
中間尿やカテーテル尿で検索します。
5:× Streptococcus agalactiae(B群レンサ球菌)は妊婦の保菌検査として腟や肛門周囲の拭い液で調べます。
初尿で検索する対象ではありません。
【ポイント】
初尿の採取量はおおむね最初の10〜20 mL程度で、それ以上取ると菌が薄まります。
淋菌は乾燥や低温に弱いため、培養検査では検体を冷蔵せずに速やかに処理します。