正答2
解説
正解は2です。
アスコルビン酸(ビタミンC)は強い還元物質で、試験紙の酸化反応や発色反応を妨げます。
そのため、酸化還元反応やジアゾ反応を使う項目は偽陰性になりやすくなります。
pH指示薬の蛋白誤差を利用する蛋白はこの影響を受けません。
この問題はアスコルビン酸の影響を受けない項目を選ぶので、○ が答え(影響を受けない項目)です。
【選択肢別解説】
1:× 潜血はヘモグロビンのペルオキシダーゼ様作用で色素を酸化して発色させます。
アスコルビン酸がこの酸化を妨げるため、偽陰性になります。
2:○ 蛋白はテトラブロモフェノールブルーなどのpH指示薬が、蛋白と結合すると色が変わる蛋白誤差を利用します。
酸化還元反応を使わないため、アスコルビン酸の影響を受けません。
3:× 亜硝酸塩はジアゾ化とカップリングで発色させるGriess反応を使います。
アスコルビン酸がジアゾ反応を妨げ、偽陰性になります。
4:× ブドウ糖はグルコースオキシダーゼとペルオキシダーゼで生じる過酸化水素を利用して発色させます。
アスコルビン酸がこれを妨げ、偽陰性になります。
5:× ビリルビンはジアゾ試薬とのカップリングで発色させます。
アスコルビン酸の還元作用により偽陰性になります。
【ポイント】
アスコルビン酸で偽陰性になる項目は、潜血・ブドウ糖・ビリルビン・亜硝酸塩です。
蛋白はアルカリ尿で偽陽性になる点が、試験紙法の別の頻出事項です。