正答5
解説
正解は5です。
西日本在住の高齢者が、農作業中にマダニに咬まれたあと高熱を出した、という経過がポイントです。
マダニが媒介し、西日本を中心に高齢者に多く発生する感染症は、重症熱性血小板減少症候群〈SFTS〉です。
【選択肢別解説】
1:× 日本脳炎はコガタアカイエカが媒介する日本脳炎ウイルスの感染症です。
マダニは媒介しないため合いません。
2:× 発疹チフスはコロモジラミが媒介するリケッチアの感染症です。
マダニ咬症とは結びつきません。
3:× ツツガムシ病はツツガムシ(ダニの一種)の幼虫が媒介する感染症です。
マダニではないので、本症例の媒介動物と一致しません。
4:× デング出血熱はネッタイシマカやヒトスジシマカなど蚊が媒介するデングウイルスの重症型です。
マダニとは関係ありません。
5:○ SFTSはSFTSウイルスを持つマダニに咬まれて感染します。
発熱、消化器症状、血小板減少、白血球減少が特徴で、西日本の高齢者に多く、致命率も高い疾患です。
【ポイント】
マダニが媒介する国内の主な感染症は、SFTS・日本紅斑熱・ライム病です。
ツツガムシ病は「マダニ」ではなく「ツツガムシ」が媒介する点が引っかけになりやすいです。