正答2
解説
正解は2です。
血液型が確定する前に緊急輸血を行う場合に、どの血液型の製剤を選ぶかを問う問題です。
赤血球製剤は、患者のもつ抗A・抗B抗体と反応しない型を選びます。
血漿製剤は、患者の赤血球と反応する抗A・抗B抗体を含まない型を選びます。
【選択肢別解説】
1:× A型の赤血球は、O型やB型の患者がもつ抗A抗体で壊されます。
血液型不明のときには使えません。
2:○ O型の赤血球はA抗原もB抗原ももたないため、どの血液型の患者に輸血しても抗A・抗B抗体で壊されません。
日本ではRhD陰性の人が約0.5%と少ないため、RhD不明時はRhD陽性の製剤を用いてよいとされています。
3:× AB型の赤血球はA抗原とB抗原の両方をもちます。
AB型以外の患者に輸血すると溶血を起こします。
4:× B型の血漿は抗A抗体を含みます。
A型やAB型の患者に輸血すると、患者の赤血球を壊すおそれがあります。
5:× O型の血漿は抗A抗体と抗B抗体の両方を含みます。
O型以外の患者に輸血すると溶血を起こすおそれがあります。
【ポイント】
血液型不明時は、赤血球製剤はO型、血漿製剤と血小板製剤はAB型を選びます。
赤血球は「抗原がない型」、血漿は「抗体がない型」と考えると整理できます。