正答3
解説
正解は3です。
主要組織適合遺伝子複合体〈MHC〉は、T細胞に抗原を提示する分子をつくる遺伝子群で、ヒトではHLAと呼ばれます。
クラスⅠ分子はCD8陽性T細胞に、クラスⅡ分子はCD4陽性T細胞に抗原を提示します。
【選択肢別解説】
1:× MHC(HLA)遺伝子は第6染色体の短腕上にあります。
第9染色体の長腕にあるのはABO血液型の遺伝子です。
2:× ヘルパーT細胞はCD4をもち、クラスⅡ分子と反応します。
クラスⅠ分子と反応するのは、CD8をもつ細胞傷害性T細胞です。
3:○ クラスⅡ分子はα鎖とβ鎖からなり、CD4分子はβ鎖のβ2ドメインに結合します。
この結合により、ヘルパーT細胞の抗原認識が安定します。
4:× クラスⅠ分子は、赤血球を除くほぼすべての有核細胞に発現しています。
抗原提示細胞に限られるのはクラスⅡ分子です。
5:× β2-ミクログロブリンは第15染色体にある遺伝子からつくられ、多型はほとんどありません。
多型性に富むのは、HLA遺伝子にコードされるα鎖などです。
【ポイント】
「クラスⅠはCD8、クラスⅡはCD4」と、掛け算すると8になる組合せで覚える方法があります。
CD8はクラスⅠのα3ドメイン、CD4はクラスⅡのβ2ドメインに結合します。