正答4
解説
正解は4です。
甲状腺には、濾胞をつくる濾胞上皮細胞と、濾胞の間にある傍濾胞細胞(C細胞)があります。
それぞれが産生する物質の違いを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× カルシトニンは傍濾胞細胞(C細胞)が産生します。
血中カルシウム濃度を下げる働きがあります。
2:× パラトルモン(副甲状腺ホルモン)は副甲状腺の主細胞が産生します。
血中カルシウム濃度を上げる働きがあります。
3:× ソマトスタチンは膵島のδ細胞や視床下部などが産生します。
甲状腺の濾胞細胞はつくりません。
4:○ サイログロブリンは濾胞上皮細胞が合成し、濾胞の中のコロイドに蓄えられる糖蛋白質です。
これにヨウ素が結合して甲状腺ホルモンがつくられます。
5:× 甲状腺刺激ホルモン〈TSH〉は下垂体前葉が産生します。
甲状腺に働きかけてホルモンの分泌を促します。
【ポイント】
サイログロブリンは、甲状腺がん(分化がん)の術後の再発マーカーとしても用いられます。
甲状腺髄様がんはC細胞由来で、カルシトニンが腫瘍マーカーになります。