正答2
解説
正解は2です。
フローボリューム曲線から努力肺活量〈FVC〉を読み取り、1秒率を計算する問題です。
図の呼気側の曲線は、立ち上がり直後に約4 L/sのピークをつくったあと急に落ち込みます。
その後は低い流量のまま下に凸の形で続き、容量軸の約3 Lで流量が0になります。
したがってFVCは約3 Lと読み取れます。
【計算】
1秒率[%]=1秒量÷努力肺活量×100
1秒率[%]=1.08 L÷3.0 L×100
1秒率[%]=36 %
選択肢のうち最も近いのは35 %です。
【選択肢別解説】
1:× 30 %になるには、努力肺活量が約3.6 Lである必要があります。
図の曲線は約3 Lで終わっています。
2:○ 努力肺活量を約3 Lとすると1秒率は約36 %となり、35 %が最も近い値です。
3:× 40 %になるには、努力肺活量が約2.7 Lである必要があります。
図の読み取り値より小さすぎます。
4:× 45 %になるには、努力肺活量が約2.4 Lである必要があります。
図の読み取り値と合いません。
5:× 50 %になるには、努力肺活量が約2.2 Lである必要があります。
図の読み取り値と合いません。
【ポイント】
1秒率70 %未満は閉塞性換気障害です。
ピーク後に流量が急に落ち、下に凸の曲線になるのは、慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉などの閉塞性障害に典型的な形です。