正答2
解説
正解は2です。
心電図に混入した雑音(アーチファクト)の種類を見分け、対処法を選ぶ問題です。
図ではQRS波は確認できますが、基線全体に振幅も間隔も不規則な細かいギザギザの波が重なっています。
この不規則な高周波の雑音は、骨格筋の収縮による筋電図の混入の特徴です。
【選択肢別解説】
1:× アースの確認は交流障害(ハム)への対処です。
ハムは50または60 Hzの規則正しい細かい波で、本例の不規則な雑音とは異なります。
2:○ 筋電図の混入は、緊張や寒さで患者の筋肉に力が入ることで起こります。
患者に力を抜いてリラックスしてもらうことが適切な対処です。
3:× 電動ベッドの電源を抜くのは交流障害への対処です。
本例の雑音は規則的な交流波形ではありません。
4:× 電極や誘導コードの接続確認は、基線の大きな揺れや記録の途切れへの対処です。
本例ではQRS波が安定して記録されています。
5:× 呼吸を止めてもらうのは、呼吸による基線の緩やかな揺れへの対処です。
本例のような細かく不規則な雑音には効果がありません。
【ポイント】
交流障害は「規則的で細かい波」、筋電図混入は「不規則で細かい波」、呼吸性変動は「基線のゆるやかなうねり」です。
筋電図混入には、保温や楽な姿勢をとってもらうことも有効です。