正答4
解説
正解は4です。
血中薬物濃度モニタリング(TDM)は、血中濃度を測定して投与量を調整する方法です。
有効域と中毒域が近い薬物や、体内動態の個人差が大きい薬物が対象になります。
【選択肢別解説】
1:× ジゴキシンはTDMの対象です。
有効域が狭く、過量になると不整脈や消化器症状などのジギタリス中毒を起こします。
2:× バルプロ酸はTDMの対象です。
抗てんかん薬であり、有効な血中濃度を保つために測定します。
3:× テオフィリンはTDMの対象です。
気管支拡張薬で有効域が狭く、高濃度では痙攣や不整脈を起こします。
4:○ ワルファリンはTDMの対象になりません。
効果の個人差が大きく、血中濃度ではなくプロトロンビン時間の国際標準比(PT-INR)で投与量を調整します。
5:× バンコマイシンはTDMの対象です。
抗MRSA薬で、腎障害を避けつつ有効な濃度を得るために測定します。
【ポイント】
TDMの代表薬は、ジギタリス製剤・抗てんかん薬・テオフィリン・アミノグリコシド系やグリコペプチド系抗菌薬・免疫抑制薬です。
ワルファリンは凝固検査(PT-INR)で管理する点が出題されます。