正答3
解説
正解は3です。
深部静脈血栓症〈DVT〉の下肢静脈超音波検査は、静脈内の血栓の有無と血流を調べる検査です。
静脈を広げて見やすくする工夫や、血流を確認する手技が用いられます。
この問題は実施しないものを選ぶので、○ が答え(DVTの検査で使わない手技)です。
【選択肢別解説】
1:× 下腿の静脈は座位にすると血液がたまって太くなり、観察しやすくなります。
DVTの検査で用いる体位なので、答えではありません。
2:× 探触子で静脈を押しつぶす圧迫法は、血栓の診断の基本です。
血栓があると静脈がつぶれないため、実施する手技です。
3:○ 寒冷負荷はDVTの静脈超音波検査では行いません。
寒冷負荷はレイノー現象など、末梢動脈の循環を調べる検査で用いる手技です。
4:× ミルキング法は、検査部位より末梢の下腿を手で握って血流を増やす手技です。
血流の途絶や血栓の有無を確認するため実施します。
5:× Valsalva法では息こらえで腹圧を上げ、静脈の逆流や中枢側の血流の変化を確認します。
実施する手技なので、答えではありません。
【ポイント】
DVTの超音波検査の基本は「圧迫してつぶれるか」と「カラードプラで血流が満ちるか」の2点です。
寒冷負荷は、サーモグラフィなどで末梢の血流反応をみるときの手技と区別しましょう。