正答2
解説
正解は2です。
運動神経伝導検査では、手関節部と肘窩部で神経を刺激し、筋から複合筋活動電位〈CMAP〉を記録します。
軸索変性では働く軸索の数が減るため、潜時や伝導速度はほぼ正常のまま、CMAPの振幅が低下します。
【選択肢別解説】
1:× ①は手関節刺激の波形が正常ですが、肘窩刺激で振幅が大きく低下しています。
区間内で伝導が途絶える伝導ブロックの型で、脱髄を示します。
2:○ ②は手関節刺激と肘窩刺激の両方で振幅が低下しています。
立ち上がりの潜時は正常波形とほぼ同じで、軸索変性の型に当たります。
3:× ③は手関節刺激は正常ですが、肘窩刺激で波形の出現が遅れています。
前腕部の伝導速度が低下した型で、脱髄を示します。
4:× ④は手関節刺激の時点ですでに潜時が延長し、肘窩刺激も遅れています。
遠位潜時の延長で、手根管症候群などの脱髄性の障害を示します。
5:× ⑤は肘窩刺激で波形が多相性になり、持続時間が延びています。
伝導速度のばらつきによる時間的分散で、脱髄を示します。
【ポイント】
「振幅低下は軸索障害、潜時延長・伝導速度低下・伝導ブロック・時間的分散は脱髄」と整理しましょう。