正答3
解説
正解は3です。
B型急性肝炎では、ウイルス抗原が先に出現し、そのあと各抗体が順に出現します。
図では、Aが発症時に最も高く2か月ほどで消えます。
Bはやや低い山で、Aより早く消えます。
Cは発症直後から上昇して4か月頃に最も高くなり、9か月後も高値です。
Dは2か月頃から緩やかに上昇し、Eは5か月以降に遅れて出現します。
【選択肢別解説】
1:× Aは発症時に最も多く、回復とともに消える曲線です。
最初に現れて量も多いHBs抗原に当たります。
2:× Bは発症前後に一過性に現れて早く消える曲線です。
ウイルス増殖の盛んな時期を示すHBe抗原に当たります。
3:○ Cは発症早期から上昇し、高値が長く続く曲線です。
HBc抗体はこのように早く出現して長く持続するため、Cが該当します。
4:× DはHBe抗原が消えたあとに上昇する曲線です。
セロコンバージョンを示すHBe抗体に当たります。
5:× EはHBs抗原が消えてしばらくしてから現れる曲線です。
最後に出現するHBs抗体に当たります。
【ポイント】
HBs抗原が消えてHBs抗体が出るまでの空白期間(ウインドウ期)も、HBc抗体は陽性です。
急性肝炎の診断には、IgM型HBc抗体の高値が有用です。