正答2
解説
正解は2です。
輸血副反応は、輸血中から数時間以内に起こる即時型と、数日以降に起こる遅発型に分けられます。
この中で、発症が最も遅いのは輸血後移植片対宿主病〈GVHD〉です。
【選択肢別解説】
1:× 細菌感染症は発症が早い副反応です。
細菌に汚染された製剤では、輸血中から直後に発熱やショックを起こします。
2:○ 輸血後GVHDは最も遅く発症します。
製剤中のドナーのリンパ球が患者の組織を攻撃し、輸血後1〜2週間ほどで発熱や紅斑が出ます。
3:× アレルギー反応は発症が早い副反応です。
輸血中から数時間以内に、蕁麻疹やかゆみ、重い場合はアナフィラキシーが起こります。
4:× 輸血関連急性肺障害〈TRALI〉は発症が早い副反応です。
輸血中から6時間以内に、急激な呼吸困難と低酸素血症が起こります。
5:× 輸血関連循環過負荷〈TACO〉は発症が早い副反応です。
輸血の量や速度が過剰で心不全となり、輸血中から数時間以内に呼吸困難が起こります。
【ポイント】
輸血後GVHDは致死率が非常に高く、予防のために血液製剤に放射線を照射します。
遅発型の副反応には、ほかに遅発性溶血性輸血反応や輸血後感染症があります。