正答4
解説
正解は4です。
網赤血球は、赤芽球が脱核した直後の若い赤血球で、細胞質にリボソームのRNAが残っています。
超生体染色で網状や顆粒状に染まることから名付けられ、骨髄の赤血球産生能の指標になります。
【選択肢別解説】
1:× 網赤血球の比重は成熟赤血球より大きくなく、小さいです。
若い赤血球ほど比重が軽いため、遠心すると上層に集まります。
2:× 網赤血球が含むのはデオキシリボ核酸〈DNA〉ではなく、リボ核酸〈RNA〉です。
核はすでに抜けているため、DNAはほとんど含みません。
3:× 健常人の網赤血球は総赤血球数の約8%ではありません。
正しくは約0.5〜2%程度です。
4:○ 網赤血球は正染性赤芽球から脱核した直後の赤血球です。
骨髄で1〜2日、末梢血で約1日かけて成熟赤血球になります。
5:× 採血後に採血管内で網赤血球が増えることはありません。
時間がたつとRNAが失われて成熟するため、むしろ減少します。
【ポイント】
網赤血球の増加は溶血や出血後の造血亢進、減少は再生不良性貧血などの造血低下を示します。
自動血球分析装置では、核酸を蛍光色素で染めて測定します。