正答1
解説
正解は1です。
アルカリホスファターゼ〈ALP〉のアイソザイムは電気泳動で分画され、陽極側からALP1〜ALP6と呼ばれます。
分画ごとに由来臓器が異なり、上昇する疾患が決まっています。
【選択肢別解説】
1:○ ALP1は閉塞性黄疸で上昇します。
胆汁うっ滞で細胞膜断片と結合した高分子のALPで、肝内胆汁うっ滞や肝転移でも出現します。
2:× ALP2は悪性腫瘍の骨転移ではなく、肝・胆道疾患で上昇する肝型です。
骨転移で上昇するのは骨型のALP3です。
3:× ALP3は肝硬変ではなく、骨疾患や成長期に上昇する骨型です。
肝硬変で上昇しやすいのは小腸型のALP5です。
4:× ALP4は腎不全ではなく、妊娠後期に上昇する胎盤型です。
一部の悪性腫瘍でも産生されます。
5:× ALP5は潰瘍性大腸炎ではなく、肝硬変や慢性腎不全で上昇する小腸型です。
潰瘍性大腸炎で出現するのは、免疫グロブリンと結合したALP6です。
【ポイント】
ALP1・ALP2は肝胆道、ALP3は骨、ALP4は胎盤、ALP5は小腸、ALP6は免疫グロブリン結合型です。
ALP5は血液型B型・O型の分泌型の人で、脂肪食後に増えます。