正答3
解説
正解は3です。
テロメアは染色体の末端にある繰り返し配列と、それに結合する蛋白質からなる構造です。
DNA複製のたびに末端が少しずつ短くなるため、これを補う酵素がテロメラーゼです。
この問題は誤っている記述を選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× この記述は正しいので、誤りを選ぶ本問の答えにはなりません。
テロメアは染色体末端を分解や末端どうしの融合から守り、染色体を安定化します。
2:× この記述は正しいので、答えにはなりません。
テロメアは各染色体の短腕と長腕の両方の末端に存在します。
3:○ この記述が誤りです。
テロメラーゼはテロメアを短縮させるのではなく、伸長させます。
自身がもつRNAを鋳型にして繰り返し配列を付加する逆転写酵素です。
4:× この記述は正しいので、答えにはなりません。
体細胞ではテロメラーゼ活性が低く、末端複製問題により分裂ごとにテロメアが短縮します。
5:× この記述は正しいので、答えにはなりません。
ヒトのテロメアは TTAGGG の6塩基を単位とする繰り返し配列です。
【ポイント】
テロメラーゼは生殖細胞・幹細胞・多くの癌細胞で活性が高いです。
癌細胞が無制限に増殖できる理由の一つとして出題されます。