正答4
解説
正解は4です。
生体を構成する物質が、どの波長の光をよく吸収するかを問う問題です。
光の吸収の性質は、パルスオキシメータや光学的な測定機器の原理の基礎になります。
【選択肢別解説】
1:× 水は赤外線をよく吸収します。
吸収が小さいという記述は誤りです。
2:× 硝子体は透明な組織で、可視光をよく通します。
可視光をよく吸収するわけではありません。
3:× ヘモグロビンは可視光(特に青から緑の領域)をよく吸収しますが、近赤外線の吸収は比較的小さいという性質があります。
そのため近赤外線は生体を通りやすく、「生体の窓」と呼ばれます。
4:○ 蛋白質は約280 nm、核酸は約260 nmの紫外線をよく吸収します。
生体の高分子物質が紫外線をよく吸収するという記述は正しい内容です。
5:× メラニンは波長が短い光ほどよく吸収し、紫外線から皮膚を守る働きがあります。
波長が長い可視光をよく吸収するわけではありません。
【ポイント】
「蛋白質280 nm、核酸260 nm」は分光光度計による定量の基本です。
近赤外線は水やヘモグロビンの吸収が比較的小さいため、パルスオキシメータや近赤外分光法に利用されます。