正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
造血幹細胞移植では、提供者(ドナー)と患者の組織適合性の確認と、提供者から患者への感染症の伝播の防止が重要です。
【選択肢別解説】
1:○ ヒト白血球抗原〈HLA〉の適合度は、移植片対宿主病や生着不全の起こりやすさを左右します。
ドナーの選定に必須の検査です。
2:○ 移植される造血幹細胞を通じて、ドナーの感染症が患者にうつる危険があります。
そのためHIV抗体などの感染症の検査は必須です。
3:× 不規則抗体検査は、主に輸血を受ける患者や妊婦で行う検査です。
造血幹細胞の提供者に必須の検査ではありません。
4:× 単球貪食能試験は、慢性肉芽腫症などの食細胞機能異常を調べる検査です。
提供者に行うべき検査ではありません。
5:× リンパ球サブセット検査は、免疫不全症の評価や移植後の免疫の回復を調べる検査です。
提供者に必須の検査ではありません。
【ポイント】
提供者の検査は「HLA検査(適合性)」と「感染症検査(HIV・HBV・HCV・HTLV-1・梅毒など)」が柱です。
造血幹細胞移植はABO血液型が不適合でも実施でき、移植後に患者の血液型が提供者の型に変わることがあります。