正答2
解説
正解は2です。
フローサイトメトリーでは、前方散乱光(forward scatter〈FSC〉)が細胞の大きさを、側方散乱光(side scatter〈SSC〉)が細胞内部の複雑さ(顆粒の多さや核の形)を反映します。
図では、左下にFSCもSSCも小さい集団、その上にFSCが中等度でSSCが小さい集団、さらにその上にFSCがやや大きくSSCが約50の集団があります。
矢印の集団は、SSCが約100〜230と最も大きく、FSCも約160〜230と大きい位置にあります。
細胞内に顆粒が多く、核が分葉していて大型の細胞であることを示し、顆粒球に相当します。
【選択肢別解説】
1:× 単球は大型でFSCは大きいものの、顆粒が少ないためSSCは中等度です。
図ではSSCが約50の位置にある集団が単球に相当し、矢印の集団ではありません。
2:○ 顆粒球は細胞質に多くの顆粒を持ち、核も分葉しているため、SSCが最も大きくなります。
図の矢印で示す、SSCもFSCも大きい集団が顆粒球です。
3:× 血小板は非常に小さく、FSCもSSCも小さい位置に現れます。
矢印の集団とは位置が異なります。
4:× リンパ球は小型で顆粒が少ないため、FSCが中等度でSSCが小さい位置に集団を作ります。
図では左寄りの縦長の集団がリンパ球に相当します。
5:× 壊れた細胞の破片は小さいため、FSCとSSCの両方が小さい左下に現れます。
矢印の集団とは位置が異なります。
【ポイント】
FSCとSSCのドットプロットでは、SSCの小さい順に「リンパ球、単球、顆粒球」と並びます。
「FSCは大きさ、SSCは中身の複雑さ」と覚えておくと、位置から細胞を判別できます。